ゲーム配信を始めようと思ったのに、準備することが多くて何から手をつければいいか分からない。

配信を始めてから『あれ、これ設定したっけ?』と不安になる。

そんな経験はありませんか?

わたしにはADHDがあり、現在はTwitchを中心にゲーム配信をしています。

ゲームをすることは大好きですが、配信となると話は別です。

OBSを起動して、ゲーム画面や音声を確認して、配信タイトルを設定して……。

ひとつひとつは難しくなくても、やることが重なると大変に感じることがあります。

そんなわたしが配信環境を少しでも使いやすくするために取り入れているのが、Elgatoの『Stream Deck』です。

今回は、ADHDのあるわたしがゲーム配信の準備で感じる難しさや、実際に使っているStream Deckの機能、準備の負担を減らすための工夫についてお話しします。

※この記事は、わたし自身の経験をもとにした体験談です。ADHDの特性や困りごとは人によって異なります。また、紹介する機材や方法がすべての人に合うとは限りません。

ゲーム配信は、始めるまでの準備が意外と多い

ゲーム配信というと、ゲームを起動して配信開始ボタンを押すだけのように見えるかもしれません。

でも、実際には確認することがいろいろあります。

わたしはOBSを使って配信しているので、ゲーム画面が正しく映っているか、マイクやゲーム音が入っているかなどを確認する必要があります。

さらに、配信タイトルやカテゴリーの設定、BGMの準備などもあります。

ゲームによって使う機材や画面が変わることもあるので、毎回まったく同じ準備で済むわけではありません。

やることが増えると、何を確認したか分からなくなる

わたしは、やりたいことがたくさんあると、何から手をつければいいのか分からなくなることがあります。

配信準備も同じです。

ゲーム画面を確認していたら音声のことが気になったり、別の設定を直しているうちに、最初に何をしていたのか分からなくなったり。

配信を始める前から、いろいろなことに気を配る必要があります。

もちろん、こうしたことはADHDがない人にも起こります。

ただ、わたしにとっては、覚えておくことや操作することをできるだけ減らすのが、配信を続けやすくするための工夫のひとつになっています。

配信中も操作することがある

準備が終われば、あとはゲームをするだけ。

……というわけでもありません。

配信中には、待機画面からゲーム画面に切り替えたり、BGMを操作したり、必要に応じてCMを入れたりすることがあります。

歌枠では、リバーブの切り替えも必要です。

ゲームをしながらコメントを確認して、さらに配信ソフトも操作する。

こうした作業を少しでも簡単にしたいと思い、わたしはStream Deckを活用しています。

わたしが使っているElgato Stream Deckとは?

Stream Deckは、Elgatoが販売している、ボタンにさまざまな操作を登録できるデバイスです。

パソコンのアプリを起動したり、OBSのシーンを切り替えたり、対応する機能をボタンから操作したりできます。

ボタンにはアイコンや名前を設定できるので、どこに何の操作があるのか、目で見て分かるようにできるのも特徴です。

わたしが実際に登録しているのは、次の5つです。

  • OBSのシーン切り替え
  • BGMの操作
  • 配信に必要なアプリの起動
  • TwitchのCM操作
  • リバーブのON・OFF

どれも配信で使う機能ですが、特に便利なのは、複数のアプリや設定画面を行き来する手間を減らせることです。

ここからは、それぞれの使い方を紹介します。

1. OBSのシーン切り替え

ゲーム配信では、待機画面やゲーム画面など、状況に合わせてOBSのシーンを切り替えています。

Stream Deckを使わない場合、OBSの画面からシーンを選択したり、ショートカットキーを使ったりする方法があります。

でも、Stream Deckなら、登録したボタンを押すだけで切り替えられます。

ゲームを遊んでいる途中でも、OBSの画面を探す必要がありません。

わたしはゲーム配信だけでなく雑談もするので、画面を切り替える機会があります。

そうした操作を手元でできるのは便利です。

2. BGMの操作

配信中のBGMもStream Deckで操作しています。

待機中や雑談中など、配信の場面によってBGMを使うことがあります。

そのたびに別のアプリや設定画面を開くのではなく、ボタンから操作できるようにしています。

BGMはゲーム画面やマイクと同じく、配信の雰囲気に関わるものです。

でも、ゲームやコメントに集中していると、音楽の操作まで気が回らないこともあります。

だからこそ、できるだけ簡単に操作できる環境にしておくと助かります。

3. 配信に必要なアプリの起動

わたしは、配信に必要なアプリもStream Deckに登録しています。

配信前は、OBS以外にも必要なアプリを起動することがあります。

そのたびにデスクトップやスタートメニューから探すのは、少し面倒ですよね。

Stream Deckに登録しておけば、必要なアプリをボタンから起動できます。

毎回どこにアプリがあるのか探さなくていい。

それだけでも、配信前の操作を減らせます。

ただし、ボタンを押したからといって、アプリが正常に起動したことまで保証されるわけではありません。

起動後の確認は必要ですが、操作を簡単にできるのは便利だと感じています。

4. TwitchのCM操作

Twitchで配信しているわたしは、CMの操作もStream Deckに登録しています。

CMを入れたいときに、毎回Twitchの管理画面を開かなくても操作できるようにしています。

例えば、ゲームの区切りや休憩のタイミングなど、配信の流れに合わせて操作しやすくなります。

配信中はゲームを楽しむことや、視聴者さんとの会話に集中したいので、こうした操作をまとめておけるのは助かります。

なお、TwitchのCM機能はアカウントの利用条件や設定によって異なります。

Stream Deckで操作する場合も、対応する連携機能や設定が必要です。

5. 歌枠で使うリバーブのON・OFF

わたしはゲーム配信のほかに、歌枠をすることもあります。

歌うときにはリバーブを使うことがあるので、そのON・OFFもStream Deckに登録しています。

歌い始めるときにリバーブを入れて、普段の会話に戻るときには切る。

こうした操作を手元でできるようにしています。

ゲーム配信と歌枠では、必要な操作が違います。

それでも、よく使う機能をStream Deckにまとめておけば、操作する場所を覚え直す必要が少なくなります。

ADHDのあるわたしにとって、Stream Deckの何が便利なの?

Stream Deckを使っていて便利だと感じるのは、いろいろな操作をひとつの場所にまとめられることです。

わたしは、配信中にやることが増えると負担を感じることがあります。

ゲームを操作して、コメントを確認して、配信画面も切り替える。

そんなとき、必要な操作がボタンとして並んでいると、毎回メニューを探したり、操作方法を思い出したりする手間が減ります。

操作を目で見て確認できる

Stream Deckは、ボタンの表示を自分で設定できます。

そのため、よく使う操作を分かりやすい名前やアイコンにしておくことができます。

例えば、シーン切り替えなら画面の名前、BGMなら音楽だと分かる表示にするなどです。

文字やアイコンを見れば何の操作か分かるようにしておくと、使いやすくなります。

操作する場所を減らせる

配信中に複数のアプリを開いていると、目的の画面を探すだけでも手間がかかります。

Stream Deckを使えば、対応する操作を手元のボタンから実行できます。

ゲーム画面から何度も離れずに済むことは、配信を進めるうえでも便利です。

ただし、準備忘れが完全になくなるわけではない

ここは大切なところです。

Stream Deckは便利ですが、導入しただけで配信準備を忘れなくなるわけではありません。

例えば、ゲーム音が正しく入っているか、配信タイトルが合っているかといったことは、別途確認する必要があります。

Stream Deckが得意なのは、登録した操作を簡単に実行できるようにすることです。

準備の確認漏れを防ぐには、それとは別の工夫も必要だと思います。

配信準備の忘れ物を減らすためにできる工夫

ここからは、Stream Deckと組み合わせて使える、配信準備の工夫を紹介します。

※以下は、わたしが実際に使っている機能の紹介ではなく、準備忘れが気になる人におすすめしたい方法です。

配信前のチェックリストを作る

毎回確認することを、簡単なチェックリストにしておく方法です。

例えば、こんな項目です。

  • OBSの配信先は合っている?
  • ゲーム画面は映っている?
  • マイクの音は入っている?
  • ゲーム音は聞こえている?
  • 配信タイトルとカテゴリーは合っている?
  • BGMの音量は大丈夫?
  • 配信画面に不要な情報が映っていない?

確認することを頭の中だけで覚えておくのではなく、目で見て確認できるようにします。

ただし、項目が多すぎると、チェックすること自体が面倒になってしまうかもしれません。

最初は、忘れると困る項目だけに絞ってもよいと思います。

配信準備の順番を固定する

配信前に何をするか、順番を決めておく方法もあります。

例えば、

  1. 必要なアプリを起動する
  2. OBSでゲーム画面を確認する
  3. マイクとゲーム音を確認する
  4. 配信タイトルとカテゴリーを設定する
  5. 配信を開始する

といった流れです。

毎回同じ順番で準備すれば、次に何をするか考える負担を減らせる場合があります。

自分がやりやすい順番にすることが大切です。

Stream Deckに機能を詰め込みすぎない

Stream Deckは便利なので、いろいろな操作を登録したくなります。

でも、ボタンが増えすぎると、今度は目的の機能を探すのが大変になるかもしれません。

そのため、よく使う機能を中心に登録して、必要に応じて整理する方法がおすすめです。

ゲーム配信で使う機能と歌枠で使う機能を分けるなど、自分が分かりやすい配置を考えてみましょう。

Stream DeckはADHDのある配信者に必須?

ここまでStream Deckについて紹介しましたが、ADHDがあるからといって必ず必要な機材ではありません。

OBSにはショートカットキーなどの機能がありますし、パソコンだけでもゲーム配信はできます。

また、困っていることによって必要な対策は変わります。

例えば、アプリの起動やシーン切り替えが面倒なら、Stream Deckが役立つかもしれません。

一方、配信予定そのものを忘れてしまうなら、カレンダーやリマインダーの方が合っている場合もあります。

準備の順番が分からなくなるなら、チェックリストが役立つかもしれません。

大切なのは、ADHDだから特定の機材を使うことではなく、自分が何に困っているのかを考えること。

そのうえで、必要な方法を選ぶのがよいと思います。

配信準備を完璧にしようとしなくてもいい

ゲーム配信を続けていると、もっと便利な環境にしたいと思うことがあります。

配信画面を整えたり、新しい機材を導入したり、操作を自動化したり。

でも、準備を完璧にすることばかり考えていると、肝心のゲーム配信が負担になってしまうこともあります。

わたしは、ゲームを遊んだり、視聴者さんとお話ししたりする時間を大切にしたいです。

だから、配信環境も一度にすべて完成させようとは思っていません。

困っていることがあれば、少しずつ改善していく。

Stream Deckも、そのために使っている機材のひとつです。

ADHDとゲーム配信の準備についてよくある質問

Q. ADHDがあるとゲーム配信の準備を忘れやすい?

ADHDのある人の中には、複数の作業を管理したり、必要なことを覚えておいたりするのが難しいと感じる人もいます。

ただし、特性には個人差があります。

配信準備を忘れることだけでADHDかどうかを判断することはできません。

Q. Stream Deckがあれば準備忘れを防げる?

Stream Deckは、登録した操作を簡単に実行できるようにする機材です。

アプリの起動やOBSのシーン切り替えなどには便利ですが、配信前の確認漏れをすべて防げるわけではありません。

必要に応じてチェックリストなどを組み合わせる方法があります。

Q. Stream Deckがなくてもゲーム配信はできる?

できます。

OBSの基本操作やショートカットキーを使えば、Stream Deckがなくても配信できます。

最初から購入する必要はなく、配信を続ける中で必要性を感じたときに検討してもよいと思います。

Q. Stream Deckには何を登録するのがおすすめ?

まずは、配信中によく使う操作から登録するのがおすすめです。

例えば、OBSのシーン切り替えやBGMの操作、必要なアプリの起動などです。

最初からたくさん登録するより、自分が使いやすい配置を少しずつ作っていくとよいと思います。

まとめ|覚えることを減らして、ゲーム配信を楽しみたい

ゲーム配信には、OBSの設定や音声確認、配信タイトルの設定など、いろいろな準備があります。

わたしはADHDがあり、やることが多いと負担を感じることがあります。

そんなわたしが配信環境を使いやすくするために取り入れているのが、ElgatoのStream Deckです。

現在は、シーン切り替えやBGM、必要なアプリの起動、TwitchのCM操作、リバーブの切り替えなどに使っています。

もちろん、Stream Deckがあれば準備忘れが完全になくなるわけではありません。

でも、毎回操作方法を思い出したり、いろいろな画面を探したりする手間を減らせるのは便利です。

ADHDがあるからといって、すべての準備を頭の中で覚えておく必要はないと思っています。

自分が苦手なことは、道具や仕組みに頼ってもいい。

そして、準備に使う時間や負担を少しでも減らして、その分、好きなゲームや視聴者さんとの時間を楽しみたいです。

これからも、自分に合った方法を探しながら、ゲーム配信を続けていこうと思います🌸